月間布教したい曲で賞 2022年2月度版 (loserpop、花澤香菜、ヴィオレット・ウォーティア、NECO ASOBI)
こんにちは、とにかく☆ヨ助です。
今月もSpotifyの新曲通知を中心に好きな曲をたくさん見つけられました。先月はK-POPを多めに聴いていましたが、今月は邦楽の波が来た感じです。という訳で、今月の選曲はタイポップス2曲、日本のポップス2曲です。
1曲目
1曲目はタイのチルポップバンド、loserpopが2月にリリースした新曲『ช่อดอกไม้ (Scent)』です。
タイのインディーズと言えばトロピカルポップ的な肩の力が抜けたギターサウンドが特徴のバンドが豊富なのですが、ここ数年来のシティポップ/ヴェイパーウェイブ人気と相まって、良質なチルポップバンドがインディーズ界で多数フューチャーされています。
そんな中でもloserpopはそんなインディーズバンドとしてのギターサウンドをリードに用いつつも甘いボーカルや歪みの少ない音作りで聴きやすい曲が多いです。
2曲目
2曲目は声優花澤香菜さんがポニーキャニオンに移籍して初めてリリースしたアルバム『blossom』から『息吹 イン ザ ウィンド』という曲です。
この曲が入っているアルバムは大学で所属しているサークルのメンバーによる評価が軒並み良いのでSpotifyで聴いてみたところ、良質シティポップがわんさか入っておりヤベ~~~~~~!!!!となりました。この曲は空間系のエフェクトがヴェイパーな質感を生み出しておりとても良いですね。
3曲目
タイの歌姫オーディション番組からデビューしたヴィオレット・ウォーティアが昨年夏にリリースした『กักตัว』という曲です。嫉妬をテーマにした曲ということで、キュートなMVが眩しいです。
この曲はタイのインディーズ系楽曲を中心にオンエアしているCat Radioのフィラーで知りました。2番のサビから入るクソデカいスネアがキャッチーで好きです。タイポップス界はこういうキャッチーなワンショットが入っている曲がメディアで取り上げられることが多い気がします。結果的に日本にいても分かりやすくて面白い曲が知れて良いです。
4曲目
4曲目は東京でご活躍中のインディーズバンドNECO ASOBIの『君と月とサイダー』です。
アジアやアメリカのサブカルチャー界では一大ムーブメントとなったヴェイパーウェイブですが、国内のメディアやSNSではイマイチ盛り上がり切らない印象です。しかし、80年代サブカルのお膝元である日本でも、ネット発の文化を取り入れつつニューウェーブやポストパンクを再解釈したバンドがいることにとても感動しました。
シーケンスフレーズの多用やドライなドラムといった80'sロックの要素を受け継いでいる一方、コーラスのかかったギターや細くてキーの高い女性ボーカルは2010年代後半以降のインターネット文化のそれであり、とても味わい深い楽曲です。
今月は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。