月間布教したい曲で賞 2022年7月度版 (ニューヤナセ、Smewthie、Layton Wu、Science Noodles)
こんにちは、とにかく☆ヨ助です。
今月もいい音楽を紹介していきます。
1曲目 油そば/ニューヤナセ
1曲目はニューウェイブチックなポップスバンド、ニューヤナセの新曲『油そば』です。
このバンドはシンプルなフレーズの重ね合わせが聴きごたえのある展開になっている曲が多くて好きです。この曲はギターのフレーズがインターネット以前の韓国やタイのポップロックに通じるものがあって面白いです。
2曲目 トキメキ☆イチゴいちえ/ Smewthie
2曲目は7月から放送中のアニメ『東京ミュウミュウ にゅ~♡』のエンディングテーマであるSmewthieの『トキメキ☆イチゴいちえ』です。
リアルタイムでアニメを見るのは5年ぶりだったのですが、エンディングテーマで過去作のリメイクとはいえ10~15年前のアニメとほぼ変わらないバイブスの曲が流れてきて度肝を抜かれました。
この曲が特に良いのは2番のAメロで、ここのラップがタイトかつ現代風でとても癖になります。
3曲目 Miss You/ Layton Wu
3曲目は台湾で生まれてアメリカのシカゴで活動中のチルポップアーティスト・Layton Wuの新曲、『Miss you』です。
アジアロック経由でチルポップやベッドルームポップにハマったクチなので良く知らないのですが、ベッドルームポップやナード文化の本場ってアメリカの西海岸辺りなのでしょうか?先月紹介したGinger Rootもカリフォルニア州発のユニットですし、このあたりの音楽を掘っているとアメリカの地名に当たりがちです。カリフォルニア州にはIT産業の一大集積地であるシリコンバレーも立地しているのでネット文化が発展する素地があるのかもしれません。
話は逸れますが、タイのチルポップバンド・Temp.のヒット曲『Motel California』には「Forget about California Dream」という歌詞が出てきます。資本主義社会を代表する産業の集積地がこのような脱力した音楽との接点を多く持っているというのは何らかの示唆を感じますね。
4曲目 Wawawawa/ Science noodles
最後にご紹介するのは、香港と台湾を中心に活動するチルポップバンド、Science noodlesのミニアルバムより、『Wawawawa』です。
こういう音楽、日本の音楽マニアのなかではオシャレで活発なタイプのミュージシャンとの接点が多いせいか国内のナードにはあまり好まれていないですが、個人的には虚無を感じられるので普通に好きです(もっとも、私にはアジアカルチャー好きという下地があったのも事実ですが)。こういうのは社会や世間に嫌な感情を抱いている人の心にこそ刺さるのではないかと思います。