とにかく☆ヨ助のデジタルタトゥー

とにかく☆ヨ助のブログです。日常と音楽の話をします。

月間布教したい曲で賞 2022年7月度版 (ニューヤナセ、Smewthie、Layton Wu、Science Noodles)

こんにちは、とにかく☆ヨ助です。

今月もいい音楽を紹介していきます。

 

1曲目 油そば/ニューヤナセ

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1曲目はニューウェイブチックなポップスバンド、ニューヤナセの新曲『油そば』です。

 

このバンドはシンプルなフレーズの重ね合わせが聴きごたえのある展開になっている曲が多くて好きです。この曲はギターのフレーズがインターネット以前の韓国やタイのポップロックに通じるものがあって面白いです。

 

 

2曲目 トキメキ☆イチゴいちえ/ Smewthie

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2曲目は7月から放送中のアニメ『東京ミュウミュウ にゅ~♡』のエンディングテーマであるSmewthieの『トキメキ☆イチゴいちえ』です。

 

リアルタイムでアニメを見るのは5年ぶりだったのですが、エンディングテーマで過去作のリメイクとはいえ10~15年前のアニメとほぼ変わらないバイブスの曲が流れてきて度肝を抜かれました。

 

この曲が特に良いのは2番のAメロで、ここのラップがタイトかつ現代風でとても癖になります。

 

 

3曲目 Miss You/ Layton Wu

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3曲目は台湾で生まれてアメリカのシカゴで活動中のチルポップアーティスト・Layton Wuの新曲、『Miss you』です。

 

アジアロック経由でチルポップやベッドルームポップにハマったクチなので良く知らないのですが、ベッドルームポップやナード文化の本場ってアメリカの西海岸辺りなのでしょうか?先月紹介したGinger Rootもカリフォルニア州発のユニットですし、このあたりの音楽を掘っているとアメリカの地名に当たりがちです。カリフォルニア州にはIT産業の一大集積地であるシリコンバレーも立地しているのでネット文化が発展する素地があるのかもしれません。

 

話は逸れますが、タイのチルポップバンド・Temp.のヒット曲『Motel California』には「Forget about California Dream」という歌詞が出てきます。資本主義社会を代表する産業の集積地がこのような脱力した音楽との接点を多く持っているというのは何らかの示唆を感じますね。

 

 

4曲目 Wawawawa/ Science noodles

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最後にご紹介するのは、香港と台湾を中心に活動するチルポップバンド、Science noodlesのミニアルバムより、『Wawawawa』です。

 

こういう音楽、日本の音楽マニアのなかではオシャレで活発なタイプのミュージシャンとの接点が多いせいか国内のナードにはあまり好まれていないですが、個人的には虚無を感じられるので普通に好きです(もっとも、私にはアジアカルチャー好きという下地があったのも事実ですが)。こういうのは社会や世間に嫌な感情を抱いている人の心にこそ刺さるのではないかと思います。

とりっぷ

朝、職場に向かう駅のホームでツイッターを眺めていると、トレンド欄に時事や社会問題に関するキーワードが上がってくることがある。

 

タップしてみると、新聞社やテレビ局によるニュース記事が一番上に表示され、その下にはその話題に対する批評家や匿名アカウントによる感想ツイートが並ぶ。興味本位で読んでみると、目を覆いたくなるような過激発言や話題が飛躍した的外れコメントの間に、「なるほど、一理あるな」というコメントもちらほらある。でも、全体的に感情を煽る言葉が多すぎるのですぐに閉じる。

 

そういうことを何度か繰り返しているうちに、だんだん画面を見つめるのが疲れてくる。目を休めたくてスマホの画面を落とすけど、特に見たいものはない。何を見るでもなく、人でごった返すラッシュ時のホームを眺める。ホームに笑い声は響かず、単調な靴音と駅員の怒鳴り声を列車の轟音が掻き消してゆく。

 

現実、という言葉が似合う。それもそのはず、インターネットの発達で現実は個人の想像をはるかに超えるほど複雑になった、とどこかで聞いたことがある。

 

 

 

何日か前、小学生の頃の友達と久しぶりに会った。京都のとある地下駅で待ち合わせをして、7月のまだ明るい街なかに出た。3年ぶりに見る顔に思わず笑みがこぼれる。他愛のない会話をしながら、繁華街の狭い道をごく自然に掻き分けて歩く。スピーカーから流れてくる祇園囃子が、蒸し暑い夕暮れ時をささやかながら涼しげに感じさせてくれる。

 

中学から公立の中高一貫校に通っていた私にとって、小学生時代の友達はまるでタイムカプセルのようだ。少し洒落た居酒屋でまったりと話をしているうちに、一緒に見たアニメ映画や担任の先生の名前に、学芸会のセリフと懐かしい記憶を少しずつ思い出す。おいしいご飯を食べた後は、アニメショップに行って漫画を買った。仲良くしていた小学生の頃はオタクという言葉すら知らなかったのに、大人になってから似たような趣味を持っているのは不思議だ。普段人前で大っぴらに話すような趣味ではないだけに、独特のシンパシーを感じる。

 

 

 

勤務時間中は、心も体も自分ではない誰かのために働かせる。自分の脳みそも、自分が考えたいことではなく目の前の考えるべきことのために働かせざるを得なくなる。職場で行われることは、大抵自分一人の力でできることよりもはるかに大きいから、いきおい私は私生活まで仕事のペースに飲み込まれそうになる。仕事のために寝て起きて、昔好きだったもののことを少しずつ忘れていく。

 

8時間×5日も働いた次の日は、ついつい何もしたくなくなってしまう。昼前に起きて、枕もとのスマホを手に取って、ツイッターYoutubeを開く。脈絡のない映像や言葉が、脳に無造作に流れ込んでくる。

 

カーテンを閉め切った薄暗い部屋と、生暖かいベッドと、青白い光。

死体が転がっている。

 

 

休日には近所のスーパーに出かけて一週間分の食材を買うのが習慣になっている。出かける前に洗濯機を回して冷蔵庫の中身をチェックし、必要な食材をメモして出かける。給料日の直後には銀行を回って、クレジットカードや家賃の引き落としのためにお金を移す。そうこうしているうちにお腹が空いてきて、ラーメン屋に寄ってから家に帰る。

 

こんなにも凡庸で自分の為の数時間を過ごす年齢に、とうとう自分もなったのかと思う。生きるって案外大変だよと言った、学生時代のバイト先の店長の嗄れ声を思い出す。「つまらない大人になるな」なんて誰かを馬鹿にしたような言葉に共感するのは何かに負けた気がしてならないけど、この繰り返しが大人になった証しなのだとしたら、大人とは確かにつまらないものなのかもしれない、と思った。

 

 

 

旧友と会った夜、帰りの電車で音楽を聴いていたら、音の広がりがいつもより具体的にイメージできた気がした。

 

私は家に帰ってパソコンを開き、作曲ソフトを開く。作りかけのデータを1ヵ月ぶりに開いて、イメージしたことをできるだけ丁寧に再現してゆく。エフェクターのメモリを少しずつ調整して、自分の理想に近づけてゆく。いたずらに大きいだけの音が少しずつ整理されて、一つの音源としての形を成していった。お酒を飲んだからだろうか?久しぶりに作曲で何かを掴んだ気がした。

 

はたして、この曲は未だ製作途中だ。会食の夜に突然思いついたアイデアが、たった一晩で大きな炎になるはずがないのだ。でもそれは、決して何かを諦める理由にはならない。今の私にとっては、マッチ棒の先につくような小さな火を絶やすことなく、どれだけ燃やし続けるかのほうが大切なのだ。そうすれば、火は少しずつでも大きくなるかもしれない。ここ数年間自分に与えられるであろう時間やお金は、その火をできるだけ絶やさないために使っていかなければならない。

 

 

 

こんな文章を、貴重な休日の半分を使って書いた。これが何のためになるのかは分からない。でも、もし今の生活に対して何かしら思うところがあるのだとすれば、自分の頭の中にあることは極力自分で形にしなければいけないし、それがすぐにできないなら、できるようになるための訓練を積まなければならない。

千里の道も一歩から。

 

 

 

7/30 25歳の誕生日。

 

月間布教したい曲で賞 2022年上半期ベスト

 こんにちは、とにかく☆ヨ助です。

 

 インターネットが発達した昨今、エンターテインメントに対するアクセス性は一昔前と比べると飛躍的に容易になりました。音楽のオタクの私としましても、サブスクリプションアプリを利用してからというもののお気に入りのアーティストの新曲が来る日も来る日もリリースされ、正直言って把握が追い付かないこともままあります。

 

 このブログも解説してからはや半年となり、布教したい曲で賞でも7本の記事をお届けし、のべ26曲の楽曲を紹介してきました。これまでご紹介してきた曲は一曲残らずめちゃくちゃいい曲なんですが、ここでその中でも特におすすめの楽曲を振り返っていきたいと思います。まぁ、ほとんど今まで書いてきた記事の繰り返しになるのですが、ここに載せる曲はマジで間違いなくいい曲なのでyoutubeの再生ボタンだけでも押していってください!ぶっちゃけ文章は全部飛ばしていいから曲だけでも聴いてくれ~~~~

 

↓↓というわけで正直ベスト曲を絞るのもかなり難しかったのですが、とりあえず6曲紹介します↓↓

 

TECHNOBOYS PULCRAFT GREENFUND/ Electric Boy

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 まず1曲目はTECHNOBOYS PULCRAFT GREENFUNDのElectric Boyです。

 

 初期曲のリマスター版であるこの曲はグループのルーツともいえるゴリゴリのテクノポップです。テクノそのものはもはやスタンダードな音楽ジャンルですが、ニューウェーブの空気感を含んだ「テクノポップ」のリバイバルはかなり貴重です。

 

INK WARUNTORN/ INK

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 2曲目はINK WARUNTORNのINKです。

 

 INK WARUNTORNはノンタイアップ曲はどれもオシャレなシンセポップでとても良いです!この曲はミドルテンポのオシャレポップかと思いきや1番のサビでいきなりベースとボーカルだけになり、飽きさせない展開になっています。

 

The Fur./ Stay with me

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 3曲目はThe Fur.のStay with Meです。

 

 台湾でムーブメントになっているドリームポップリバイバルバンドの中でもひときわタイトなグルーヴの楽曲が多く、80年代ポップスからの影響も大きいバンドです。この曲はまさにそんな曲で、踊りになること間違いなしです!

 

 

CHEEZE/ Pong Dang

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 続いては、CHEEZEのPong Dangです。

 

 この曲はなんといっても本格的なボサノバギターから始まり、インディーズ系ヒップホップに展開するオシャレ楽曲で、ボサノバ好きの自分としてはドストライクな楽曲です。

 

Fromis_9/Hush Hush

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 5曲目はFromis_9のHush Hushです。

 

 日本で流行るK-POPはガールクラッシュの流れを汲んだトラップやTWICEのような王道ガールズポップが中心ですが、Fromis_9はラウンジミュージック系統の楽曲が多く、この曲もサビのベースがハウスのそれとなっておりとてもイカしております。余談ですが、6月にリリースされた新E.P.も最高です。

 

 さて、次が個人的な上半期ベストです!

 

上半期ベスト

Violette Wautier/ kak tua

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 2022年の上半期ベストは、Violette Wautierのkak tuaです。

 

 程よくグルーヴィなオシャレポップなのにおもしろスネアで曲を展開させる意外性!こういう思い切ったアレンジこそタイポップスの大きな魅力だと思います!

 

*****

 

 というわけで、今年上半期に布教した曲の中から特におすすめの6曲を紹介しました!いい音楽、マジで異常な勢いで生産されているので把握するだけでも大変なのですが、こうやってインターネットの片隅で布教することで少しでも認知が広がれば良いなと思います。

月間布教したい曲で賞 2022年6月度版 (CHEEZE、HUS、Cm Cafe、Ginger Root)

 こんにちは、とにかく☆ヨ助です。先月は心の余裕がなく音楽の摂取量が少なくなってしまっていたのですが、今月はまた新旧交えて様々な音楽を楽しむことができました。

 

 というわけで、今月は新譜のみで4曲、ご紹介したいと思います。

 

一曲目 퐁당 (Pong Dang) / 치즈 (CHEEZE)

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 一曲目はCHEEZEというアーティストの『Pong Dang』という曲です。CHEEZEは韓国で数々の人気ドラマの挿入歌などを手掛けるインディーポップアーティストです。もともとは4人組のバンドだったそうですが、2017年からはイ・ヘギョさんによるソロユニットとなっています。

 

 この曲はまずボサノバ調のギターフレーズから始まります。ボサノバは元々ブラジルでサンバから派生した音楽で、ジャズの影響を受けながら発展した独特のリズムやコード進行が特徴なのですが、現代「ボサノバ」と呼ばれる楽曲の多くはジャズの作曲家によって再解釈されたものがルーツと思われるものもたくさんあります。そんななか、この曲のギターフレーズはクラシックなボサノバの特徴が良く捉えられていて、オシャレかつダンサブルなイントロとなっています。

 

 さらにAメロの途中からはトラップ風のリズムトラックが入ります。本格的なボサノバギターの最新ポップスというだけでもかなりアツいのですが、この曲ではボサノバギターとポストヒップホップなポップスとの融合が図られており、ポップスオタクの皆様に於かれましては必聴の一曲となっております。

 

 ちなみに、インディーポップの文脈でヒップホップサウンドを取り入れた楽曲は韓国には数多く存在し、ドラマの挿入歌などを通じて一般にも広く認知されているようです。

 

 

二曲目 HER EWEDDING / HUS

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 2曲目はエレクトロポップユニット、HUSが6月6日にリリースしたシングル『HER WEDDING』です。HUSはもともとHumming Urban Stereoという名義で活動していたイ・ジリンというプロデューサーのソロユニットで、2004年に韓国で渋谷系やラウンジミュージックブームの中心的存在となったユニットです。

 

 この曲はジャンルとしてはLo-Fi HIPHOPに当たるようなノスタルジックでチルなビートが特徴なのですが、北インドの伝統音楽のようなボーカルとハイファイな上モノはHUSのルーツでもあるラウンジミュージックをイメージさせます。Lo-Fiだけど今っぽくなりきらず、リバイバル文化とはまた違った懐かしさを感じさせます。

 

三曲目 วายโอยู (Y.O.U) / CM Cafe

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 3曲目はアイドルユニット・CM Cafeが6月14日にリリースした『Y.O.U』という曲です。CM Cafeは2018年から活動しているタイのアイドルで、ガールズクラッシュ系のアイドルが台頭して久しい昨今に珍しく、ファンシーなモチーフが多く用いられていることが特徴です。

 

この曲は2022年のアイドルらしく、シティポップの影響を色濃く感じさせる曲になっています。オシャレなコードにタイトなリズム、そしてビートの強いベースライン。さらに、1番はBメロからサビの展開がビルドアップ→ドロップなっており、ある意味で昨今のアイドルソングのベタを詰め込んだような楽曲です。

 

しかし、この楽曲はサウンド面でとても面白い曲になっています。例えば、主旋律を担当するシンセブラスはとてもチープ、という捉え方もできると思いますが、ゼロ年代タイアイドル好きの私としてはむしろ、サウンドメイクにおける国・地域間の差が激しかったSNS以前のタイポップスの継承に聴こえます。また、ボーカルの歌い方も変に甲高い歌い方をするわけではなく、舌足らずな雰囲気を出しつつも自然な音域で歌っているように聞こえます。

 

このように、国外アイドルの潮流と歩調を合わせつつもタイアイドル界の文脈もしっかりと受け継いだハイブリッドな楽曲だと思います。

 

四曲目 Loneliness / Ginger Root

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 最後にご紹介するのは、アメリカ・カリフォルニア州出身のソロアーティスト、Ginger Rootがリリースした最新シングル『Lonliness』です。Ginger Rootはシティポップや80,90年代のアニメ・アイドル文化などといった日本のポップカルチャーに強い影響を受けているアーティストで、今作でも日本のテレビ番組やアイドルの細部をパロディしたオタク感あふれるMVが見どころです。

 

この楽曲は架空のアイドル・竹口希美子に提供された楽曲という設定で、シティポップとしては分かりやすいビートで上モノもきらびやかな音色が多用されています。4つ打ちを基調としたリズムに軽快かつ上品なストリングスや遊び心のあるシンセリフが乗せられており、オシャレかつ可愛げのあるアレンジが魅力的です。

 

ハレ舞台と筋トレのケ

 こんにちは、とにかく☆ヨ助です。新社会人になって○ヵ月が過ぎ―、みたいな書き出しを使い続けて3か月になりました。先月の記事でも書いたのですが、ここ最近は長い社会人生活における初速度と継続的に出せる平均速度の違いや、「プライベート」として公的な領域から切り離されてしまった楽しみの数々について思いを馳せる日々を送っています。

 

 私は関西の某法人で介護職員の仕事をやっているのですが、今月は同期が辞めるとか早退が増えたとかいう噂を聞いていよいよ社会の荒波が自分の目の前まで迫ってきた気分です。もっとも、辞める同期に関してはもともとやりたいことがあり、そのための貯金づくりとして就職した面もあるようなので一概に悲しいニュースとは言えませんが。

 

 私も辞めたいと思うほどではないのですが、だんだんと職場の中で一人前として振舞わなければいけない場面も増えてきて、肉体的にも精神的にもこれまでとは違ったハードさを感じています。私の仕事では業界の構造的な問題として慢性的な人手不足というのが挙げられるのですが、私の職場でも大きく不足しているわけではないものの人員的にはかなりギリギリです。

 

 そうなると、業務量もさることながら一人一人が担うべき責任の量も多くなるわけで、肉体労働もこなしながら頭の方もしっかりと回転させなければならなくなります。私、不肖ながら中高と進学校に通い大学は某有名国立大学に現役で入学し、勉強に関しては少なくとも平均以上の出来であるつもりだったのですが、それはあくまで静かに机に向かっている時の話で、30kg~60kgの物体を持ち上げる運動をしながら利用者さんに気を使い、さらに施設での生活や利用者さんの健康状態に付随する諸々の業務をこなすことは容易ではありません。単純にまだ慣れてないということを抜きにしても、冷静に考えればなんてことないような判断でミスを犯してしまうこともままあります。

 

 それに加えて、先ほども述べたように職場の中で一人前として頭数の計算をされはじめ、まだまだ初心者に毛が生えた程度の自分の処理能力が追い付かずに残業をすることもしばしば。今までやっていた家事をやる気になれず、洗濯物を溜めたり自炊を諦めたりする日も出てきました。

 

 ただ、それでも楽しいことがない訳ではありません。正社員としての財力を使って長年行きたくてもいけなかった女装サロンにいって写真撮影をしたり、大学時代のサークルの友達と爆踊りしたりと、遊びの方の質も学生時代と比べて高くなっている感があります。また、このブログの記事も毎月2本という目標を何とか達成でき、長編記事の執筆にも着手し始めたところです。

 

 社会人になって3か月が経ちました。ペースをつかんだというにはまだまだ早く、学生時代に漠然と抱いた目標に手を届かせるには一層の努力が必要だと感じています。今は日々、筋トレの気持ちで生きています。

月間布教したい曲で賞 2022年5月度版 (INK WARUNTRON、Pictured Resort、高橋由美子) 

 こんにちは、とにかく☆ヨ助です。今月も月間布教したい曲で賞をお送りします。

 

 今月は社会人生活も3ヵ月目に入り精神的な疲労度が高かったこともあり、新しい音楽をあまり聞けませんでした。

 

この記事は一応、対象期間中にニューリリースされた音楽の中から良い曲をいくつか選んで紹介する、というスタンスで更新を続けてきたのですが、今回より対象期間中に私が初めて聴いた曲であればリリースの古い曲でも紹介していきたいと思います。

 

 まぁ、本当にいい曲はいつ聴いてもいいものなので、これまで以上に幅広い音楽を紹介していこうと思います。

 

 

1曲目 INK/INK WARUNTRON

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 1曲目は、タイのインディーズ系アイドルとして活動し韓国のMnetが主催するMnet Asian Music Awardsの受賞経験もあるINK WARUNTRONが4月28日にリリースした新曲、INKです。

 

 INK WARUNTRONといえばシンセサイザをフューチャーしたシティポップ的なサウンドが特徴的ですが、楽曲によってはかなりエレクトリックよりのものもあります。今回の新曲もそんなどちらかというとシンセポップやエレクトロポップ的な要素が強いです。

 

 この曲の聴きどころは何と言っても1番のサビでしょう。通常、歌謡曲的な展開のポップスであればAメロからサビに向かって音数が増えていくのがセオリーですが、この曲は1番のサビのみベースとリズム隊のみのオケとなります。

 

 このようなクラブミュージックのドロップを意識した構成のポップスは、ここ最近では韓国におけるシティポップとクラブカルチャーの融合などを通して時折聴くようになった構成ではありますが、この楽曲ではINK WARUNTRONの高い歌唱力と共に、あくまでポップミュージックの文脈を踏まえたリズミカルなベースが特徴的です。

 

2曲目 Oceanizing/ Pictured Resort

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 2曲目は大阪のシンセポップバンド・Pictured Resortが7月にリリースするアルバム『Once Upon A Season』の収録曲から先行配信されたOceanizingという曲です。

 

 このバンドは新アルバムのジャケットを見ても分かる通り、80年代日本のシンセポップやディスコなどからの影響を伺わせつつも、音数を詰め込まずに"抜け感"のある音作りとアレンジがオシャレなバンドです。

 

 この楽曲もファンキーなベースやギターリに蜃気楼のような遠いボーカルをベースに、シンセサイザが音の広がりを感じさせるアレンジとなっており、とても乙な楽曲です。

 

 

3曲目 だいすき/高橋由美子

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 3曲目は「20世紀最後の正統派アイドル」と称された高橋由美子が1992年にリリースした楽曲『だいすき』です。この曲は同年公開された映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』という映画の主題歌として使用され、高橋さんもゲスト声優として出演したそうです。

 

 この曲は20世紀最後の正統派アイドルの名にふさわしく、ゴージャスなストリングスや分厚いシンセブラスを中心としたサウンドがいかにも90年代という感じの深いリバーブを用いてミキシングされており、当時の流行りを反映したオールタイムベスト的な楽曲だと思います。

 

 ちなみに、この曲の作曲は昭和の商業音楽史に名を刻むレジェンド・筒美京平さんによるものです。

笑 顔 で 最 高 っ て い え る か ?

六がつ四にち はれ

 

 

きょうは、あさ十じに おきました。 きのう、 友だちと よるおそくまで おしゃべりを して、 おふろに 入らなかったので、 あさから おふろに 入りました。

 

あさから おふろに 入ると、 よるに 入ったときと ちがって、とても 気もちが いいです。 だけど、 きょうは、 お休みなのに、 なにも やりたいことが ありませんでした。

 

おふろから 出たあとは、 ごはんを たべないといけません。 でも、 きのうは おさらを 洗っていなかったので、 ごはんを よういするのは めんどうくさいなあと 思いました。

 

天気がいいので、 洗たくものを 回したけど、 ほすのが めんどうだなあと 思ったので、 お気に入りの エナジードリンクを のみました。 エナジードリンクは、 ひやすのを わすれていたので、 あまり おいしくなかったです。

 

洗たくものを ほしたあとは、 買いものに 行こうと 思いました。 でも、 めんどうくさいなあと 思ったので、 とりあえず お昼ごはんを たべることに しました。

 

さい近は、 じすいを たくさんしていたので、 たまには そとで ごはんを たべたいと 思い、 近じょの 天どんやさんに 行きました。 お店の中は、 おじいさんと おばあさんが たくさん いました。

 

大学生だったころは アルバイト先のおみせで、 カツどんばっかりを たべていたのですが、 きょうは あっさりとした たべものが たべたかったので、 天どんを たべました。

 

天どんには、 なすびと おおばが 入っていました。 ぼくは、 もともとは なすびと おおばが にが手ですが、 サクッとした ころもに つつまれた なすびと おおばに 天つゆが しっかりと しみわたって、 おいしいなと 思いました。 天ぷらの あぶらが 口に ひろがると、 むしょうに ごはんが たべたくなって、 天つゆの しみた ごはんを ひとくち たべました。 ごはんが あまくて とっても おいしかったです。

 

ごはんを たべて おうちに かえったら、 もう1じはんでした。 ぼくは 買いものに 行かなきゃと 思って、 買いものに 出かけました。 スーパーで 6日ぶんの たべものを 買ったので、 とっても おもたかったです。 だけど、 げんつきバイクで 行ったので、 へっちゃらでした。

 

買いものから いえに かえると いえに 一ぴきの ハエが とんでいました。 ぼくは ベトナムや タイに なんかいも 行ったことがあるので、 ハエを 見ても もうハエの出てくる きせつか としか 思いませんでした。

 

でも、 よく見たら、 きのう あらわなかった おさらや フライパンが キッチンの シンクに がらくたのように つまれていました。 ぼくは ハエは きらいじゃないですが、 ハエが さわった しょっきは 使いたくないので、 あわてて 洗いものを しました。

 

洗いものが おわったら、 もう3じはんに なっていました。 ほんとうは きょうは じかんがあれば うめだに お出かけを したかったのですが、 もう夕がたなので あきらめました。

 

そもそも、 うめだまで 行っても、 会う友だちも いないし、 ほしいものが どこに うっているのかも よくわかりません。 ぼくは、 めんどうくさいなあと 思ったので、 うめだには いきませんでした。

 

おうちで すこしだけ のうトレの ゲームを してから、 げんつきに のって、 ドライブをしに 出かけました。 おおさかには 引っこしてから 2か月しか たっていないので、 近くのまちを たんけんしに 行きました。

 

でも、 国どうぞいにある おみせは ぜんぶ きょうとに いたときに いったことのある おみせ ばっかりでした。 ぼくは、 じゅうたいも ひどいし つまらないなあと 思ったけど、 ラウンドワンを 見つけたので、 ひさしぶりだなあと 思って ラウンドワンに 入りました。

 

ラウンドワンの たてものは とっても 古い たてものでした。 たてものの 下にある ちゅう車じょうは ひるまなのに うす暗くて、 かんばんの 文字が はげて よみにくく なっていました。 入り口に 向かっていると、 後ろから 来た おや子は 小さなこえで ぼそぼそと はなしていて、 なんだか ちょっとだけ ぶきみでした。

 

ラウンドワンの 中に入ると 子どもや おとなが ゲームをして あそんでいました。 ぼくのおかあさんや おとうさんより 少しわかいくらいの人が きんぱつで スウェットの 上下を きて あそびに 来ていました。 きれいな 見た目では ないけれど、 エスカレーターの ところで、 からだを ひっつけあって、 たのしそうでした。 ぼくは、ラウンドワンに ひとりで 来ました。 むかし 好きだったゲームを 一回だけ して じゅうたいを さけながら おうちに かえりました。

 

ぼくは、 へいじつが お休みなので、 こう校生や 大学生の ころの 友だちと 会うのは むずかしいです。 みんな へいじつに はたらいて 土日に お休みが あるからです。 こん月は 3週かん先まで 友だちと 会うよていは ありません。 ぼくは しごとに行くと、 たくさんの 人がいて、 その人たちの お手つだいを したり、 その人たちが しんどくないか 気をくばるのが しごとです。 友だちよりも、 友だちじゃない人のほうが 友だちみたいだなあと 思いました。

 

でも、 それが ぼくの やりたいしごとでした。 ぼくは 生まれてはじめて、 自ぶんのいえの 洗めんじょを そうじしました。 ぼくにとって、 ぼくがここにいるということが、 すべてを しんじるために いちばん たいせつな ことだからです。

 

ぼくは、 いつか みんなと ぼくが はなればなれに なったとき、 ときどきでいいから、 会って むかしみたいに おしゃべりがしたいなあと 思います。