月間布教したい曲で賞 2022年5月度版 (INK WARUNTRON、Pictured Resort、高橋由美子)
こんにちは、とにかく☆ヨ助です。今月も月間布教したい曲で賞をお送りします。
今月は社会人生活も3ヵ月目に入り精神的な疲労度が高かったこともあり、新しい音楽をあまり聞けませんでした。
この記事は一応、対象期間中にニューリリースされた音楽の中から良い曲をいくつか選んで紹介する、というスタンスで更新を続けてきたのですが、今回より対象期間中に私が初めて聴いた曲であればリリースの古い曲でも紹介していきたいと思います。
まぁ、本当にいい曲はいつ聴いてもいいものなので、これまで以上に幅広い音楽を紹介していこうと思います。
1曲目 INK/INK WARUNTRON
1曲目は、タイのインディーズ系アイドルとして活動し韓国のMnetが主催するMnet Asian Music Awardsの受賞経験もあるINK WARUNTRONが4月28日にリリースした新曲、INKです。
INK WARUNTRONといえばシンセサイザをフューチャーしたシティポップ的なサウンドが特徴的ですが、楽曲によってはかなりエレクトリックよりのものもあります。今回の新曲もそんなどちらかというとシンセポップやエレクトロポップ的な要素が強いです。
この曲の聴きどころは何と言っても1番のサビでしょう。通常、歌謡曲的な展開のポップスであればAメロからサビに向かって音数が増えていくのがセオリーですが、この曲は1番のサビのみベースとリズム隊のみのオケとなります。
このようなクラブミュージックのドロップを意識した構成のポップスは、ここ最近では韓国におけるシティポップとクラブカルチャーの融合などを通して時折聴くようになった構成ではありますが、この楽曲ではINK WARUNTRONの高い歌唱力と共に、あくまでポップミュージックの文脈を踏まえたリズミカルなベースが特徴的です。
2曲目 Oceanizing/ Pictured Resort
2曲目は大阪のシンセポップバンド・Pictured Resortが7月にリリースするアルバム『Once Upon A Season』の収録曲から先行配信されたOceanizingという曲です。
このバンドは新アルバムのジャケットを見ても分かる通り、80年代日本のシンセポップやディスコなどからの影響を伺わせつつも、音数を詰め込まずに"抜け感"のある音作りとアレンジがオシャレなバンドです。
この楽曲もファンキーなベースやギターリに蜃気楼のような遠いボーカルをベースに、シンセサイザが音の広がりを感じさせるアレンジとなっており、とても乙な楽曲です。
3曲目 だいすき/高橋由美子
3曲目は「20世紀最後の正統派アイドル」と称された高橋由美子が1992年にリリースした楽曲『だいすき』です。この曲は同年公開された映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』という映画の主題歌として使用され、高橋さんもゲスト声優として出演したそうです。
この曲は20世紀最後の正統派アイドルの名にふさわしく、ゴージャスなストリングスや分厚いシンセブラスを中心としたサウンドがいかにも90年代という感じの深いリバーブを用いてミキシングされており、当時の流行りを反映したオールタイムベスト的な楽曲だと思います。