とにかく☆ヨ助のデジタルタトゥー

とにかく☆ヨ助のブログです。日常と音楽の話をします。

2021年6~8月のK-POP関連(TWICE、OWV、Red Velvet)

 こんにちは、とにかく☆ヨ助です。今回は2021年&~8月に捕捉したK-POP関連の音楽から良かったものをご紹介します。

 

まずはこちら。

一曲目

www.youtube.com

 皆様おなじみ、日本人と韓国人の混成によるガールズグループ、TWICEの最新シングル『Alchohol free』です。

 グループ結成から時が経つにつれてお姉さんアイドル的コンセプトを模索していたTWICE。ここ最近の楽曲はちょっとアップテンポな4つ打ち曲が中心でコンセプトもクールでダークなものが多かったのですが、今回の曲はボサノバのリズムを取り入れてグルーヴィな曲になっています。コンセプトも大人のキレイめ路線といったところでしょうか。個人的には歳を重ねても王道アイドル路線なTWICEが好きです。

 少し残念なのは、ベタな4つ打ち曲は日本語、とがった曲は韓国語でのリリースという棲み分けがなされているように感じられる点です。韓国ではこの曲を表題にしたE.P.が6月に、日本ではPerfect Worldという曲を表題にしたアルバム『Perfect World』が7月にリリースされましたが、それぞれのリリースのうち被ってる曲は一つもありません。さらに、楽曲のテイストも日本のアルバムより韓国のE.P.の方がグルーヴィなものが多いです。まぁアイドルはお商売なのでそれぞれの国で売れそうな曲を出そうというのは自然な発想でしょうし、オタクは日本語曲だろうが韓国語曲だろうが聴くと思うので、関係がないと言われればそれもそうです。ただ、せっかくの名曲が言語によってゾーニングされるのは残念だなと思います。

 

せっかくの名曲が日本の音楽マニアの耳に届かないのは非常にもったいないので、TWICEの韓国版E.P.からもう一曲ご紹介します。

二曲目

www.youtube.com

Baby blue loveという曲です。カッティングギター、タイトなベース、アニソンラップ風のラップパート等々、シティポップリバイバルの流れを汲んだ一曲となっています。

 

続いてはこちら。

三曲目

www.youtube.com

 OWVの『Get Away』です。バイト先の有線のオリコンチャンネルでひときわイカした音が鳴ってるな~~~~~~~と思ったらK-POP文脈のアイドルでした。OWVのメンバーはPRODUCE 101 JAPANの元練習生で、作曲はYES or YES/TWICEを手掛けたDavid AmberさんとAndy Loveさんの共作です。完全にJの皮を被ったK-POPですね。PVも情報量で勝負せずにシンプルなデザインとヴィヴィッドな色でまとめられており、いかにも韓国のポップカルチャーという感じがします。また、これだけK-POPの影響を諸に受けつつも、メンバーが全員日本人なので日本語はとても自然。ボーカルを全面に押し出したポップスという音楽ジャンルにおいてこれはとても重要なことだと思います。

 OWVの所属は吉本興業です。吉本興業は一時期タイで電波ソング風の楽曲をメインコンセプトに据えたアイドル・Sweat16!なども手掛けており、資本力とイロモノ力を兼ね備えた良いアイドル事務所だなという印象があります。

 

それでは最後です。

四曲目

www.youtube.com

8/16にリリースされたRed Velvetの最新E.P.、Queendomより、『Knock On Wood』です。病んだコンセプトと作り込んだサウンドでオタク御用達K-POPとの呼び声が高い(誰によって?)Red Velvetですが、今E.P.の表題曲Queendomでもそのコンセプトはいかんなく発揮されています。Red Veletの楽曲はK-POPの第一線グループの中でも80年代成分が多いように思いますが、その中でもキック主体のクラブミュージックとファンキーさの融合がこのグループの大きな特徴の一つだと思います。また、このKnock On WoodはグルーヴィなAメロからビルドアップ風のBメロを経てサビでホワイトノイズなどを使って安易にドロップに持ち込まず、ギリギリカタルシスを感じないしっとりとしたサビが来るのもポイントが高いです。E.P.の全6曲中3曲目という打順もちょうど良いですね。

 

以上、2021年初夏~夏真っ盛りのK-POP関連音楽から好きな曲を紹介しました。